ランサーズを活用する前に、どんな事業課題を抱えていましたか?
― デザインが古くリニューアルを検討。しかし、外注費の見積もりが高額で驚愕しました。
これまで弊社は、月刊「BigLife21」の出版を通し、約2000社を超える中小企業の生き様や心意気を伝えてきました。主な読者層は中小企業経営者や教育関係者。購読を通して、彼らに仕事の活力やヒントを与えるメディアを目指し、日々、出版していました。近年になり、インターネットが広く普及してからは、Web上にメディアを持ち、こちらでも情報発信を開始しました。
当初は自社もWebメディアを持つことができた。これで、より多くの読者が手に入り、雑誌の売上向上に貢献するはずだと喜んでいました。ところが、ネットの世界は移り変わりが非常に早い。立ち上げ時のデザインは、あっという間にネットの世界で「古い」と呼ばれるものになってしまいました。
初めて訪れたユーザーが、そのメディアにどのような印象を持つかを決める大事な要素が「デザイン」です。今風に言うとUI(ユーザーインターフェイス)と呼ぶのかもしれませんが、「BigLife21」はその点に多くの改善点を抱えていました。ところが、社内にその問題を解決できるWebデザイナー、エンジニアが不足していました。外注を検討して見積もりをいくつか出してもらうほど話は進んでいましたが、どの見積もりも非常に高額。社内の予算枠を超えていたため、サイトリニューアルに踏み切ることができず、どうしようかと地団駄を踏む日々でした。
ランサーズを活用することで、課題はどうなりましたか?
― クラウドソーシング誕生当初から関心があった。その可能性に期待し、依頼を開始!
クラウドソーシングには、国内で誕生した当初から関心がありました。そのパイオニアという点で、注目したのがランサーズです。当時は、クラウドソーシングサービスがランサーズしかなかったので、他社と比較することなく依頼を開始しました。
早速、プロジェクト方式で依頼をしてみると、すぐに25人もの方より、見積もり提案が集まりました。外注の見積もりと比較しましたが、そのどれもが安価で、驚いたのを覚えています。さらにビックリしたのが、その提案者の中に、弊社と同じ出版社のWeb制作経験を持つランサーさん(ランサーズを利用し仕事を受ける人 ※以後ランサー)がいたのです。やはり、これから依頼する案件と同内容の案件を過去に受注した経験のあるランサーさんは、信頼できるもの。私は「この方なら、弊社のニーズを汲み取り、理想のかたちでホームページをリニューアルしていただけるはず」と思い、仕事を発注することにしました。
この方と出会って感じた点は、ランサーズ登録者の層の厚さ。自社ニーズにぴったりの方に簡単に出会えた点から、ランサーズ登録者の層の厚さを感じることができます。
ランサーさんが決定してからは、お互いに密なコミュニケーションを行いました。やはり、対面で行わない分、細かなやり取りが大切かと思い、意識して実践しました。おかげで、自社の求めるWebメディアへとリニューアルすることが出来ました。それも外注した場合と比較し、非常に安価での実現。ランサーズを導入し、本当に良かったと思います。
今後はどのようにランサーズを活用していきたいですか?
今後はスキルの高いライターを確保したい。読者層の中小企業こそ利用すべきです。
現在、出版業を営む弊社では、スキルの高いライターが慢性的に不足しています。それは、雑誌もWebメディアも両方です。ランサーズにはスキルの高いライターも数多く登録していると聞くので、今後はぜひ、ライターをランサーズで確保していきたいですね。
その他でいうと、弊社ではないのですが、「BigLife21」の読者層。すなわち、中小企業経営者にこそ、より積極的なランサーズ利用をしてほしいと思います。中小企業こそ、数々の抱える課題をランサーズで解決することができるからです。そして、自社の事業を推進させ、ひいては日本再生の力となって欲しい。また、ランサーズの受注者から見ても、町工場を始めとする中小企業の高い技術力は、とても魅力的に映るはずです。。そのため、きっと多くの提案が集まることと思いますよ。ぜひ、ランサーズには今後も弊社の掲げる「日本再生」の一助を担い続けて欲しいですね。